元春プロデュース『じぶんの詩』

元春プロデュースと言うことで購入して聞いた。
以前片岡鶴太郎に提供したと言う『ルッキング・フォー・ア・ファイト−ひとりぼっちの反乱』(Moto Singles1980?1989にセルフカヴァーが収録)もそうなので彼の傾向かもしれないけど、コメディアン(コンビに俳優がいるけど)に提供する曲はシンプルなロックナンバーという傾向なのかな。歌詞の内容もあまり深い方向に行かずに「おっちゃん頑張るよ!」的にシンプルだなあと。山本耕史のギターはあんなもんだろう。
元になった番組のMUSIGを見ていたら山本耕史が「佐野さんにギターを褒められて凄く自信がついた」と言ってそのあとにぐっさんが「あのプロデューサーは褒めて伸ばすねー」と言っていたが、motoは以前ヒートウェイヴ山口洋とのpodcastでプロデューサーとしての決め台詞は「すっごくいいね!でも、もう一回やってみよう!」だと言っていたがそんな感じでやっていたのかな。
カップリングはmotoの『グッドバイからはじめよう』のカヴァー。ぐっさんが選んだらしい。確かに名曲なのでぐっさんが選んだ気持ちはすごく理解できる。ぐっさんは歌ってて気持ちよかっただろうね。そういうのは伝わってくる。ただ、カラオケだなあというのは否めず。
ただ、やはりスケジュールの関係かな?水準には達しているとは思うけど、表題曲も含めてもうすこし歌いこめばもっと歌が自分のものになったんじゃないかな。ぐっさんの器用さが逆に作用してはっちゃけがちょっと足りないような気も。
さて、売れるかどうかだけど、いまどきこういうシンプルだけど厚めのアレンジのロックチューンって売れそうな気がしないんだけどどうだろうねえ。2万枚いくかな?どうだろう。
amazonにある元春のレビューがすごい文章量で読み応えあり。